最近では、ラジオを聞く人が減っているようですが、ラジオでは通販がかなり早い時期から行われていました。
通販の一つの形態として「ラジオショッピング」があります。ラジオショッピングは、その名の通りラジオというメディアをりようした通販で、文化放送が1973年に開始したのがはじまりだと言われています。
このラジオショッピングは、大きくラジオ局やそのグループ会社が行うものと、通販会社が放送枠を買い取りその番組内で商品を販売するスポンサー通販に分けることが出来ます。主なスポンサー通販として「テレマートラジオショッピング」「ジャパネットたかたラジオショッピング」、日本直販が行っている「FMラジオショッピング」などがあります。
●ラジオショッピングの特徴
ラジオショッピングでは、番組のパーソナリティが商品を紹介する場合が殆どですが、ジャパネット高田のように自社でスタジオを用意しているケースもあります。どちらの場合にしろ、「ラジオ」とい通信手段を利用することによる特徴があります。
ラジオの場合、TVやインターネットとは異なり視覚的に商品を紹介することが出来ません。その為、紹介するパーソナリティの話術に頼ることになります。これは、実物を見て買いたいような利用者にとっては、デメリットと言えます。
一方、TVやインターネットに比べ大幅にトラブルが少ないという企業側のメリットもあります。これは、直接商品を見ていない状態で購入することにより、利用者側に「実際の商品と多少異なる事がある」という認識がされていることによるようです。言い方を変えれば「タチの悪い利用者が少ない」ということが言えます。
またTVにも言えることですが、パーソナリティが商品を紹介することで、親近感が生まれ、それが購買意欲に繋がると見られています。
他の特徴として、
TVやインターネットも場合では、字幕などのように視覚で確認することが可能ですが、ラジオショッピングの場合、音声のみに頼ることになる為、万が一聞き逃してしまった場合には、録音でもしていない限りもう一度確認することは出来ません。
その為、新聞やインターネットでも商品の紹介をして利用者をフォローしているようです。
深夜や昼間にやっているテレビショッピングは、殆どの人は一度は見たことがあるのではないでしょうか。
「テレショップ」とも略称されることの多いテレビショッピングは、年々その放送時間枠が広がりを見せ、近年では、平日昼間の一定時間に、その放送局でもテレビショッピングを放送している場合などもある程です。
この時間帯にテレビショッピングを行うのは、主に、購買意欲が高く、比較的金銭を自由に使うことが出来る主婦をターゲットとしている為であり、主婦層の通販による購入金額も増加を続けているようです。
テレビショッピングは、その放送のスタイルにより幾つかに分類することが出来ます。
●キャラバン方式
一般的に「協賛型」とも言われるスタイルのテレビショッピングで、企画会社が協賛するメーカーを募り、その企業の商品をテレビを使って宣伝するというものです。
一般的にテレビショッピングとして放送枠をとり、1商品につき2~4分程度の時間で企画会社が商品の紹介を行い、その番組を1~2ヶ月かけて放送します。
協賛会社は、企画会社に300~700万円程度の協賛金を支払うかわりにスタジオの手配や演出などを全て企画会社に依頼することになります。
●インフォマーシャル方式
アメリカが発祥と言われている方式のスタイルで、基本的に1社が商品提供を行い、その商品数も少ないこと、同じ説明を何度も繰り返すことなどが特徴だと言えます。
心理的な手法も取り入れられているようで、日本においては、深夜の通販番組として広く放映されています。一般的には、アメリカで政策されたものに日本語で吹き替えを行っており、取り扱いの商品も20~30代の深夜にTVを見ている若者をターゲットとしているものが多くなっています。
●スポット方式
番組内の1コーナーとして60~180秒程度のスポットで商品を紹介するスタイルです。スポット枠内で商品を説明する為、商品説明の内容は浅いものになってしまいがちですが、インフォマーシャル方式のように何度も放送出来るというメリットもあります。
情報量が豊富でじっくりと商品を選ぶことが出来るカタログショッピングは、世の中の奥様方の味方だとも言える存在です。
日本におけるカタログショッピングは、1960年代からあったと言われています。今日のカタログショッピングの代表的なものとして、ニッセンやセシール、ムトウ、カタログハウスなどがあります。
カタログハウス「通販生活」のように有料のものから、スーパーなどの店頭で無料配布されているニッセンなどその形態は様々ですが、殆どの場合、会員登録を行えば定期的にカタログの最新号を配達してもらうことが出来ます。
「カタログ」という媒体を利用して商品の紹介をするカタログショッピングには、利用者と販売元それぞれから見た主な特徴として下記のようなものがあります。
●利用者側の視点
・商品点数が多い
カタログという冊子で商品を紹介している為、ページ数の分だけ商品を掲載することができ、カタログによっては、数百ページもあるモノもあります。
商品に関連した情報なども掲載している場合もあり、利用者にとっては単なるカタログとしてより雑誌としての読み応えがあるモノもあります。
・豊富な写真で商品を見ることができる
商品を掲載する際に背景などにも考慮して撮影されたものは、商品単品のイメージだけではなくトータルのイメージもしやすくなっています。
・サイズや値段、素材など商品の詳細まで紹介されている
豊富な商品の各サイズや値段などの詳細情報が記載されている為、選択の幅が広く、実物の実測を計りながら検討することが出来ます。
・時間を気にせず、いつでもじっくりと商品を選ぶことが出来る
TVショッピングのように閲覧の時間が限定されていないので、好きな時に好きなだけカタログを見ることが出来ます。
●販売元側の視点
・豊富な商品を紹介できる
カタログの冊数を増やすことで、時間はもちろんページ数に制限が無くなり、自社で扱っている豊富な商品を余すことなく紹介することができます。
・商品の特徴などを十分に紹介できる
商品の写真とともに、その商品の特徴も余すことなく記載することができるのでえ、効果的に商品をPRすることが出来ます。また、同様にサイズやカラーバリエーションなどの詳細情報を記載することも可能です。
・頻繁に宣伝広告を行う必要がない
一定期間ごとのカタログの発行になりますが、カタログという媒体はTVショッピングなどのように一過性ではなく、「保存」という形で効果が持続する為、新刊の発行までの間の宣伝広告費を抑えることができます。
・定期的にカタログを発行しなければいけない
デメリットとも言えるのがカタログの継続的な発行です。季節ごとの商品や新商品を紹介する為にカタログを発行することになりますが、その発行には莫大な費用がかかってしまいます。商品数が多ければ必然的にその分費用も高くなってしまいます。
ネット社会と言われる今日では、インターネットによる通販が盛んに行われています。
近年、急激に成長をしているのがインターネットを利用した通販「ネットショッピング」です。ネットショッピングは、「オンラインショッピング」とも呼ばれ、インターネットに接続出来る環境であれば、いつでもどこででも商品を閲覧して購入することが可能です。
ネットショッピングの主な特徴として、下記のようなものがあります。
●価格
一般的な店頭販売でも「価格競争」と言われるものがあり、各店舗は他店との差別化し、自店の売り上げを伸ばす方法の一つとして、「価格を下げる」という方法をとることがあります。
店頭販売の場合は、競合となる店舗は周辺の店舗に限られている為、その地域の相場によって価格が決まるということが言えます。
ネットショッピングの場合、その地域をいうのは極端に言えば地球全体になります。その為、この価格競争が激化して、店頭では到底打ち出せないような価格で売買が行われることが多いと言えます。
ネットショッピングがそれ程までに低価格で販売できる大きなポイントとして、必要経費が安く済むことにあります。
例えば、店頭販売の場合、卸売業者が中間に入ったり、店舗を維持する為のテナント料や光熱費、人件費が必要になります。また、TVショッピングなどの広告宣伝費もインターネットでは「殆どかからない」と言えるほどの金額しか必要としません。
その為、経費が安い分販売価格も安く抑えられるということになります。
●商品数
ネットショッピングでは、インターネットで閲覧できるお店が数え切れないほど存在しています。つまり、それだけ商品数も多く販売されています。近年では、ネットショッピングで生鮮食品から自動車や不動産まで販売されており、殆ど購入出来ないモノは無いというほどの商品数が販売されています。
この商品数は、他のどの販売スタイルでも太刀打ち出来ないインターネットならではの特徴の一つたということが言えます。
●時間的な制約
ネットショッピングは、カタログショッピングと同様に自宅でじっくりと商品を選ぶことができ、選ぶ時間帯も24時間いつでも可能です。その為、店頭まで行くことが出来ないような忙しい場合でも、深夜などの時間のある時に商品を選ぶことが可能になります。
●デメリット
大きなデメリットの一つとして、通販全てに当てはまることですが、実物を見ることが出来ないという点があります。ネットショッピングでは画像や動画で商品を見ることができますが、画面上で見ることしか出来ない為、質感などは知ることが出来ません。
このことから、購入した後で想像していたモノと違っていたというトラブルは後を絶ちません。
また、商品数やネットショップの数があまりにも多い為、求めている商品を見付けにくい場合もあります。
そして、後を絶たないトラブルの代表的なものとして、悪徳業者の存在があります。ネットショッピングで便利になり、利用者が多い分、悪徳業者の数も大変多く、その被害が後を絶ちません。
故意にに行っている業者から、単にモラルが無いだけの業者まで様々ですが、これらの業者や商品の善し悪しを判断するのは難しいということが言えます。
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